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前回は尿道カテーテルとは何か、どんな時に留置(入れたまま)するのかをお話させていただきました。今回は、実例を上げて見ましょう。

80歳代女性で腰椎圧迫骨折の為に入院。原因は不明だが、強い腰痛の為か動けなくなり、排尿困難を来たし、尿道カテーテルを留置されました。治療により腰痛は治まり、カテーテルを抜きましたが、ご自身で尿を出すことが出来ず、再度カテーテルを留置、抜くを3~4回繰り返した結果、抜くのは難しいと判断、留置されたままで施設に入所となりました。

入所時、車椅子移動、尿道カテーテルは留置された状態で、食事以外は殆ど部屋にこもりがちでリハビリも「しんどいから」と休まれる日が殆どでした。そんな中、3週間後カテーテルを抜いてみることになりました。しかし、少しづつ尿を出すことは出来ても、全部出しきれず、膀胱にたくさん尿が溜まったままの状態になりました。入院されているときと同様、やむえず再度尿道カテーテルを留置することになりました。

日が経つにつれ少しづつ施設にも慣れて、ロビーでお話されるお友達も出来、体操や、レクリエーションにも参加されて、お部屋で過ごされる時間が少なくなってきました。また、他の利用者様が、りハビリを頑張られて車椅子から、歩行器、シルバーカーで歩く姿を見て、「私もシルバーカーで歩ける様になれるかしら?」と休みがちだったリハビリにも積極的に取り組まれるようになりました。その結果、車椅子から、歩行器、シルバーカーでの歩行が出来る様になりました。「おしっこの管だけ無ければいいのに・・・・」

入所されて2ヶ月後、入所時より日常生活動作もほぼご自身でされる様に安定した為、再度尿道カテーテルを抜いてい見ることにしました。抜いた後1回排尿量は少ないが、ご自身で出すことが出来て、膀胱内に異常に尿が溜まることがなくなりました。

入所当初は、病院生活の様に部屋にこもり、ベットで殆ど寝たままで過ごされていましたが、少しづつ施設にも慣れて、他の利用者様と体操やレクリエーション、トレーニングだけではなく、おかずの盛り付けなど日常生活に密接した動作訓練により、緊張がとれて、日常生活の楽しさを味わい、生活の場として過ごされたこと、他の利用者様との接触や交流でよい影響を受け、活動量が増えたことで良い結果が得られたと思います。

                                        ナース K

http://www.asukakai.or.jp

おしっこの管とは(くだ)尿道カテーテルと言い、尿道から膀胱に管を24時間入れたまま尿を自然に外へ出す方法です。今回、尿道カテーテルを病院で入れ、何度か抜くことを試みましが、抜けないまま施設に入所された御利用者様のお話を数回に分けて行いないたいと思います。 

まずは、尿道カテーテルは どんな時に入れるのかを今回お話します。

膀胱は尿が充満すると、それを感知して大脳に信号が送られ、尿意を感じます。それから我慢したり、排尿を行います。排尿をコントロールする、大脳、脊髄、末梢神経が障害されると、頻尿、(尿が近くて少しづつしかでない)、尿失禁 、排尿困難(尿が出にくい)、尿閉(膀胱に尿があるが、出すことが出来な)などさまざまな排尿障害の症状が現れます。

排尿障害に対して、下腹部を圧迫したりして膀胱に刺激を与え、排尿を試みます。それが無効なら、自身で1日4~5回導尿する「間欠的自己導尿法」が行われます。「間欠的自己導尿」が出来ない場合は尿道カテーテルを留置しますが、カテーテルは抜くことは難しく 入れたままになります。 

上記の様に、何か神経が障害された場合の他に尿道カテーテルは、手術や病状が悪化し、尿量の管理や安静のため、一時的に入れる場合があります。 この時は、病状が安定すればカテーテルは抜くことが出来ます。 しかし、入院する事でベット上や病室内での生活、治療のための点滴や薬、検査の日々、他者との接触といえば時折の家族の面会、医療スタッフ位です。これらの大きな環境の変化により、精神的なストレスははかりしれません。その結果、管を抜くことは病状的には可能でありますが、尿がご自身で出せなくなり、尿道カテーテルを入れたままの生活になります。                           カテーテルを長期間入れる事によって、尿路感染、尿路結石等の合併症の恐れや、定期的な入れ替え、日常生活への制限や支障をきたします。 

以上尿道カテーテルの事についてお話しましたが、次回は病院で何度かカテーテルを抜く事を試みましたが、 抜くことが出来ず、施設に入所されたご利用者様が、抜くことが出来ましたので、お話したいと思います。                                                                  

                          看護師 K    http://www.asukakai.or.jp                                             

をみなへし介護職員Hです。をみなへしの利用者様K様はいつもニコニコされて笑顔のステキな方です。

k様ご紹介

k様は病院から、アンジェロに来られました。介護度5、認知症で、胃ろうを保持されており、血圧の変動もあり病院ではベッド上での生活であり、発語も少なく、体もご自分で動かすことができない状態でした。アンジェロでも、初め慣れない環境からか、表情も固かったのですが、しだいにアンジェロの生活にも慣れて来られ、今ではフロアーで、レクリエーションに参加されたり、本を読まれたりと、活気よく過ごされています。声に出して笑って下さったり、他のご利用者様と握手をされたり、体も自分で動かされようになられました。毎日、笑顔キラキラで過ごされています。今では♪オヤツ♪「プリン」、「コーヒーゼリー」をご自分で召し上がられるようになりました。

アンジェロに入所されて数ヶ月、排泄はオムツでされていましたが、

座位も安定され、離床時間も長くなっておられ、他の職種の職員からの意見もあり、ユニット職員同志でK様

の排泄について話し合いました。

「K様はどう思ってるだろう?ただオムツでするよりトイレでするほうが気持ちいいはず」との思いが一致して、

今月より1日1回ポータブルトイレに座ってもらう時間を作ることにしました。

今は座っていただく時間や姿勢など、その日、その日の様子をしっかり皆が気にかけて、多職種のアドバイス

をもらいながら少しでもK様にとって良い時間になるよう、職員同士で試行錯誤の毎日です。

K様にこやかに座ってくださっています。

「今日はどうやった?」「でた~」と一喜一憂していますが、K様にプレッシャーにならない様、座っていただくこ

とを大事にしていきたいと思います。

                             をみなへし職員Hより

http://www.asukakai.or.jp

 

 

 

 嬉しいことがありました。お知らせします。 

 3階男性ご利用者のO様。先日、自室から出ようとしておられ顔を合わした時、 「いやあ、元気になってきて調子いいですわあ。」 と声をかけてくださいました。

(一時期、「腹が減って力がでませんわ。」とお部屋に閉じこもりがちなこともおありでしたが、家族様へ依頼しておやつを持ってきていただいたことや、ときおり買いに行かれる1階販売機の鯛焼き効果があったのでしょうか。はたまた砂糖水か・・・。)

そのことももちろん嬉しいんですが、「じゃあ次はトイレですね。」 と話を続けると、「実はねえ、もう立ってしとるんですわ。」 とのお返事。

 えっ、ええーっ!!。おもわず、トイレへ目をやると便座は上がったまま。立位で排尿されていることを確信しました。                                 (のちほど担当のセラピストに動作の確認を行なってもらいました。安全に行なえているとの評価。)

 そのことを耳にされた他の男性利用者様、「立ってしたら切れもいいんだよなあ。」 と。そうですよね、男は黙って・・・ じゃなくて 立って小便したいんですよね。

 祝 ケアプランの目標の一つを達成! (恥ずかしながら知らぬ間にでしたが、とても嬉しかったです。) 次はご自宅の庭の手入れですね。     できる限り力になりたいとおもいます。

 利用者様お一人お一人のおもいや希望が実現できるよう、利用者様、家族様、各職種と一緒にがんばっていきたいと、あらためて感じた出来事でした。            

 皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

                                                 支援相談員      

                  http://www.asukakai.or.jp/                                                               

 

 

 

排便コントロール

ご利用者様の排便コントロール   実施例

勉強会実施から、施設内での排便コントロールの見直しを行っています。そのなかで良い結果が生まれた利用者様の経過をお伝えします。常習性の便秘があり、身体能力の低下もみられ、トイレに長時間座れない・腹圧がかけられないという理由から下剤を多く服用する結果となりそのため、排便がみられるときは、軟便で1日に数回続くことで本人様の苦痛も強く又このことにより体力、食欲が落ちる傾向となっていました。

居室

これでは、在宅復帰に向けての家族様のトイレ介助の負担・ご本人の負担も増えてしまいます。当たり前であった下剤を中止して、4~5日に1度浣腸を行う事で様子見るこにしました。すると便失禁による汚染や何どもトイレに行く、またはオムツを替えるといったことが減り、ご利用者様の負担わ減らすことが出来ました。

 

洗面

浣腸は、癖になる・・といったマイナス面が前面に出てきがちですが、この方の様に便秘が常習性で下剤での反応も鈍い場合は、この方法がベストだと判断しました。在宅ではイチジク浣腸を行ってもらう予定

(以前からイチジク浣腸は利用されていたので実施可能ということもふまえ)で、今後指導予定です。

このように、ご利用者様の状態をケアワーカーと見極めながら排便コントロールに取り組んでいます。                            入所看護師 M より